市場の動向を読む?

実は、あまりビジネス的な話は得意ではない。

なぜなら、自分はあくまでクリエーターサイドの人間であり、基本的にはモノ作りを生業としているからだ。

だが、こうであるべきでは?という、素人ながらの考えは常に持っている。

最近、気になっていること。

よく、市場の動向を読んで云々的な発言を耳にする。
これに関してだ。

もちろん、「これから市場がどういった方向に向かっていくかを予測して」という意味の発言であろう。
まさか、「現時点での市場がこういった傾向だから」というのではないはず。

プロダクトはリリース以前の段階で十分なリサーチがなされているべきだ。
今流行っているものは、すでにはるか前の段階で予測・検討された上で作り出されているトレンドであり、流行っているからといって追いかけても、すでに2歩も3歩も出遅れている。

日本人は、この点で世界に劣る。

先んじて第一歩を踏み出すことが本当に苦手なのだ。
だから、前例ばかりを追いかける。
流行ったあとのものにしか飛びつけない。
自ら流れを生み出せない。

数字でしかものを見れない(しかも、その数字、本当に合ってます?)経営者層の怠慢な独裁経営がどこまでも蔓延っている社会。
そしてそれを改善できない(むしろ、するという発想すらない?)下っ端社員達。

市場の一歩先、新しい何かを開拓しようと思えば、リスクは付きものだ。
コストがかかるのは当然で、先行投資だと思って諦めなければならない。
それに前例がないのだから、具体的にどれくらいの予算が必要で、いつまでにそれをペイできるかなどを試算しろと言う方が無理難題なのである。

時代を変えた偉大な発明の数々が、あらかじめいつまでにどの程度の利益をあげるなどと予測されていただろうか?

むしろ、必要なのは熱意。他の誰にもできないことをやっているんだ、という確かな手応えこそが、新しい市場開拓の原動力となる。

型通りに書類を作って、言われた通りの手順を繰り返し、数字の間違えが無いかビクビクしながら仕事をしていても、先には進めないだろう。

市場の動向を読むとは、実は受動的な作業ではなく、未来を作るという能動的な作業であるべき、と自分は思っている。

カテゴリー: ビジネス — admin 11:55 PM  コメント (0)